S&P500値動きランキング(1928-2020)

S&P500は米国株500銘柄からなる有名な株式インデックスですが、市場全体が混乱に陥るとインデックスといえどもそれなりに大きく動きます。

とはいえ、その「それなり」の感覚は見てきた相場によっても異なるので、1928年から2020年までの過去データをもとにその動きの事実を振り返ります。

S&P500について

まずはじめに、今回の記事で取り扱うS&P500について少し説明しておきます。
S&P500自体は過去記事でもよく話題に挙げているので詳しい解説は不要かと思いますが、改めて知りたい方は以下の記事をご覧ください。

S&P500を一言で言い表すと「代表的な大型米国株500銘柄からなる時価総額加重平均型インデックス」ということになります。
500種の選び方については色々とポイントがありますので、上の記事ではそういったポイントを解説しています。

S&P500長期チャート(リニアスケール)

今回ランキングの対象とするのは1928年から2020年までのS&P500インデックスですが、その全体像を見てみましょう。

S&P500長期チャート(リニアスケール)(TradingView

興味を持った方は見たことあると思いますが、超長期で見るとS&P500の動きはこんな風に見えます。
2000年以降のITバブル崩壊とか、リーマンショックの存在はチャートを見ただけでも一目瞭然ですね。

また、今や4000を超えたS&P500ですが、その頃1000付近をうろうろしていたことを考えれば、およそ20年で4倍になったことがわかります。
ITバブル崩壊やリーマンショックの目立ちっぷりを思うと、2020年のコロナショックが霞んで見えるほどです。

S&P500長期チャート(ログスケール)

さて、先ほどのグラフをわざわざ「リニアスケール」と名指ししたからには、もうひとつの表現である「ログスケール」のグラフも見ておきましょう。

S&P500長期チャート(ログスケール)(TradingView

こちらも同じS&P500の長期チャートですが、ずいぶん印象が違って見えますね。

ご存知の通り、金融の世界は基本的に掛け算で値動きが進行しますので、100ドルが200ドルになることと、10000ドルが10100ドルになることでは全く意味が違います。
先ほどのリニアスケールでは、「どちらも100ドルだよね」ということで同じように表現したのですが、こちらのログスケールでは「前者は+100%、後者は+1%だよね」という違いを表現できるようになっています。

そうすると、1930年頃の世界恐慌の様子がくっきりと浮かび上がり、逆にITバブル崩壊やリーマンショックの存在感が薄れてきます。(それでも十分大きなイベントですが)

参考:S&P500の過去データ

ここまでで、詳しい方はすでにお気付きかと思いますが、S&P500自体は1957年に算出がはじまった指数ですので、実はチャートに表示している1928年から1956年のデータは正確にはS&P500ではありません。

ですが、S&P500は1957年に突如開発されたものではなく、その前身となる指数が存在しているため、長期的な話題を取り扱う際にはこうやって代替指数として言及されることがあります。

この記事でも、「過去相場の様子を知る」ということを重視する観点で、厳密な連続性はあまり気にしていません。
そのため、本来であれは1957年以降に限ってS&P500に言及すべきところですが、それでは世界恐慌の様子が比較に上がらないため、厳密性よりもそちらを重視している記事となっています。予めご了承ください。

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S&P500値下がりランキング

それではまず値下がりから見ていきましょう。

値下がりに関しては以下4つの観点で見ていくこととします。

  • 1日値下がり幅
  • 1日値下がり率
  • 25日値下がり率
  • 200日値下がり率

全体チャートで言及したように、単なる「幅」で分析することに大した意味はないのですが、一般的な報道では「一時1000ドルを超える下げとなり~」というように、幅そのもので言及されるため、参考として出してみます。

1日値下がり幅

ではまず、1日の値下がり幅です。

日付1日前終値当日終値1日値下がり幅1日値下がり率
12020/03/162,711.022,386.13-324.89-11.98%
22020/03/122,741.382,480.64-260.74-9.51%
32020/03/092,972.372,746.56-225.81-7.60%
42020/06/113,190.143,002.10-188.04-5.89%
52020/03/112,882.232,741.38-140.85-4.89%
62020/02/273,116.392,978.76-137.63-4.42%
72020/03/182,529.192,398.10-131.09-5.18%
82020/09/033,580.843,455.06-125.78-3.51%
92020/10/283,390.683,271.03-119.65-3.53%
102020/04/012,584.592,470.50-114.09-4.41%

値下がり幅で見たとき、Top10が全て2020年で占められました。
幅自体はS&P500の値が成長するにつれて大きく出やすくなるため、コロナショックに続く次なるリセッションによってこのランキングはがらりと塗り替えられることでしょう。

1日値下がり率

続いて、同じ1日の記録ではありますが、次は値下がり率です。

日付1日前終値当日終値1日値下がり幅1日値下がり率
11987/10/19282.70224.84-57.86-20.47%
21929/10/2826.1222.74-3.38-12.94%
32020/03/162,711.022,386.13-324.89-11.98%
41929/10/2922.7420.43-2.31-10.16%
51935/04/169.138.22-0.91-9.97%
61929/11/0622.8820.61-2.27-9.92%
71946/09/0316.6515-1.65-9.91%
82020/03/122,741.382,480.64-260.74-9.51%
91937/10/1811.8410.76-1.08-9.12%
101931/10/059.708.82-0.88-9.07%

先ほど値下がり幅で1位であった2020/03/16が3位となり、1位はブラックマンデーと呼ばれる1987/10/19となりました。
この日の値下がり率は実に20%を超えており、2位以下に大差をつけています。

2021年5月現在ではダウが35000ドルを伺うまでに成長していますが、それでも1日に1000ドル(約3%)も動けば暴騰/暴落と表現されるには十分な水準だと思います。
ここで少し考えてみていただきたいのですが、ここで20%という値下がり率を今で言うと「1日で7000ドル下落」に相当します。考えられるでしょうか?

そんなことが実際にあったのがブラックマンデーの日だったというわけです。恐ろしいというほかはありません。参考までに当時のチャートをどうぞ。

1987/10/19前後1年のS&P500チャート

見事に崖ができていますね。おそろしいのは20%下落の前3日間でも実は20%近く下げていたということです。1年かけて好調に推移してきたS&P500がたった4日でリセットされるというのはまさに事実は小説より奇なりと言えるものでしょう。

25日値下がり率

続いて25日値下がり率を見てみましょう。おおよそ1ヶ月での値下がりという観点です。

日付25日前終値当日終値25日値下がり幅25日値下がり率
11929/11/1330.4417.66-12.78-41.98%
21931/10/0513.998.82-5.17-36.95%
31929/11/1430.3419.24-11.10-36.59%
41929/11/1830.8120.09-10.72-34.79%
51929/11/1228.6518.73-9.92-34.62%
62020/03/233,380.162,237.40-1,142.76-33.81%
71929/10/2930.8020.43-10.37-33.67%
81932/04/138.985.98-3.00-33.41%
91929/11/1530.2720.3-9.97-32.94%
101929/11/1930.7620.7-10.06-32.70%

こちらはほとんどが1929年で占められています。
残りの1931年や1932年も世界恐慌の一部ですから、Top10のうち9つは世界恐慌ということです。

唯一その年代じゃないものが2020年のコロナショックで、あの1ヶ月が歴史に残る混乱の中にあったということがわかります。

200日値下がり率

最後に200日値下がり率です。これは約1年での値下がりですね。

日付200日前終値当日終値200日値下がり幅200日値下がり率
11932/06/0113.804.4-9.40-68.12%
21932/05/3113.994.47-9.52-68.05%
31932/06/0914.174.57-9.60-67.75%
41932/06/0814.144.57-9.57-67.68%
51932/06/0214.024.64-9.38-66.90%
61932/06/0314.294.89-9.40-65.78%
71932/06/2113.924.77-9.15-65.73%
81932/06/0714.104.85-9.25-65.60%
91932/06/2712.874.44-8.43-65.50%
101932/06/1713.994.83-9.16-65.48%

こちらは完全に1932年で埋め尽くされました。1932年6月第1週付近ですが、どういう時期だったかは付近のチャートを見るとよくわかります。

参考:1916年-1947年付近のS&P90チャート

ちょうど真ん中の大底にあるのが1932年6月で、そこに至るまで見事に坂を駆け下りてきたことがわかります。

世界恐慌前の高値が30程度でしたから、底値の5付近に至るまで約80%も値下がりしていた計算です。
これを思えば1日で20%、4日で40%値下がりさせようとそこで踏みとどまったブラックマンデーがかわいく思えてきます。

参考:200日値下がり率(各年1ランクイン版)

単純に値下がり率だけで見ると先ほどのようになるのですが、全部1932年というのも味気ないので各年のランクインを1つに限定したランキングを見てみました。

日付200日前終値当日終値200日値下がり幅200日値下がり率
11932/06/0113.804.4-9.40-68.12%
21931/12/1717.697.72-9.97-56.36%
32009/03/051,426.63682.55-744.08-52.16%
41938/05/3117.109.27-7.83-45.79%
51937/11/2418.1510.17-7.98-43.97%
62008/11/201,336.91752.44-584.47-43.72%
71930/06/2431.7219.39-12.33-38.87%
81974/10/0394.7462.28-32.46-34.26%
92002/10/091,144.89776.76-368.13-32.15%
101929/11/1325.4817.66-7.82-30.69%

こう見ると200日の値下がり率が-60%を超えたのは1932年だけだったことがわかりますが、それ以外にも「1年かけて大きく下落した」ことが数多くあったことがわかります。

とはいえ年単位にしても1929, 1930, 1931, 1932年と4年連続Top10入りしているこの時期は異常で、我慢の時期にも程がありますね。この4年間を耐え続けた投資家がいたとすれば、その精神状態は神の領域だと言えるでしょう。

それ以外の連続では1937, 1938年がありますがここも一応世界恐慌にあたる時期ですね。
世界恐慌大底のインパクトがあるので見落とされがちですが、次の山にあたる部分が1937年頃です。

残りは2008, 2009年のリーマンショック1974年のオイルショック2002年のITバブル崩壊などと歴史に残るリセッションの様子が見えてきます。

S&P500値上がりランキング

さてここまで値下がりばかり見て悲しい気持ちになりましたが、もちろんセットで値上がりもあります。
むしろ、トータルでS&P500が大きく成長していることを考えればこちらのほうが、それこそ景気のいい数字になるはずです。では見てみましょう。

1日値上がり幅

まずはこちらも1日の値上がり幅から見てみます。

日付1日前終値当日終値1日値上がり幅1日値上がり率
12020/03/132480.642,711.02+230.38+9.29%
22020/03/242237.402,447.33+209.93+9.38%
32020/04/062488.652,663.68+175.03+7.03%
42020/03/262475.562,630.07+154.51+6.24%
52020/03/172386.132,529.19+143.06+6.00%
62020/03/022954.223,090.23+136.01+4.60%
72020/03/102746.562,882.23+135.67+4.94%
82020/03/043003.373,130.12+126.75+4.22%
92018/12/262351.102,467.70+116.60+4.96%
102008/10/13899.221,003.35+104.13+11.58%

値下がりのほうは2020年で埋め尽くされていましたが、値上がりでは最後に2018年と2008年が滑り込んでいます。

2008年はリーマンショックの最中ですが、2018年は年末にかけて発生した一時的な混乱によるものですね。

1日値上がり率

それでは値上がり率を見てみましょう。

日付1日終値当日終値1日値上がり幅1日値上がり率
11933/03/155.846.81+0.97+16.61%
21929/10/3020.4322.99+2.56+12.53%
31931/10/068.829.91+1.09+12.36%
41939/09/0511.3012.64+1.34+11.86%
51932/09/217.628.52+0.90+11.81%
62008/10/13899.221,003.35+104.13+11.58%
72008/10/28848.92940.51+91.59+10.79%
81931/06/2213.2214.61+1.39+10.51%
91935/04/178.229.01+0.79+9.61%
101933/04/207.147.82+0.68+9.52%

こちらはまたお馴染み(?)の世界恐慌期が多く出現しています。
そうした1930年代を除けば先ほども出た2008/10/13と2008/10/28がランクインしています。
ただし、この2度の上げはリーマンショックにおける下げトレンドにおいて一時的に発生した上げなので、少し長期的にチャートをみると「どれ?」って見えてしまいますね。

2008/10/13前後1年のS&P500チャート

1日値下がり率では10%超の変動が4日しかありませんでしたが、こちらでは8日入っています。
ブラックマンデーが唯一20%超の変動であったことは例外として、やはり値上がりのほうがやや強めに働いていることがわかります。

25日値上がり率

続いてもう少し長く見て25日の値上がり率です。

日付25日前終値当日終値25日値上がり幅25日値上がり率
11932/08/114.457.61+3.16+71.01%
21932/08/234.788.15+3.37+70.50%
31932/08/244.938.33+3.40+68.97%
41932/08/164.607.68+3.08+66.96%
51932/08/104.607.65+3.05+66.30%
61932/08/094.507.39+2.89+64.22%
71932/08/255.058.26+3.21+63.56%
81932/08/224.807.77+2.97+61.88%
91932/08/154.607.44+2.84+61.74%
101932/08/084.607.43+2.83+61.52%

今度はこちらが1932年に埋め尽くされました。
時期的には1932年6月に世界恐慌の底値を記録した少し後ということになります。

値下がりでは200日かけてようやく60%程度の値動きとなっていましたが、値上がりでは25日の時点で70%超の変動となっています。やはり値上がりのほうが早く動きますね。

200日値上がり率

そして200日です。

日付200日前終値当日終値200日値上がり幅200日値上がり率
11933/05/054.458.74+4.29+96.40%
21933/05/104.608.82+4.22+91.74%
31933/05/014.438.43+4.00+90.29%
41933/05/084.418.34+3.93+89.12%
51933/05/124.799.03+4.24+88.52%
61933/05/114.829.07+4.25+88.17%
71933/05/044.608.65+4.05+88.04%
81933/05/174.788.94+4.16+87.03%
91933/05/034.508.41+3.91+86.89%
101934/01/195.8710.93+5.06+86.20%

+100%…!とはいきませんでしたが、ほぼ2倍に迫る変動が見られます。

これも1933年5月から200営業日逆算すると1932年6月ごろになりますので、やはり底値からの戻しが強烈に働いた結果と言えます。

参考:200日値上がり率(各年1ランクイン版)

値上がりでも各年1ランクイン版を見てみましょう。

日付200日前終値当日終値200日値上がり幅200日値上がり率
11933/05/054.458.74+4.29+96.40%
21934/01/195.8710.93+5.06+86.20%
31936/02/038.2214.44+6.22+75.67%
41935/12/318.0613.43+5.37+66.63%
52009/12/21676.531,114.05+437.52+64.67%
61983/05/25102.60166.21+63.61+62.00%
72020/12/312398.103,756.07+1,357.97+56.63%
81939/01/198.5012.8+4.30+50.59%
91975/07/1663.5494.61+31.07+48.90%
102010/01/05768.541,136.52+367.98+47.88%

値下がりにおいて連続が見られたように、値上がりでも1933, 1934, 1935, 1936年と連続のランクインが見られます。
それ以外では1974年のペアとして1975年が、2008, 2009年のペアとして2009, 2010年がランクインしているような格好ですね。

今回の集計期間ギリギリで2020/12/31がランクインしていますが、コロナショック底値からの戻しが効いています。
ちなみに、その流れで2021年1月付近が引き続き+60%程度のエリアになっていて、ピークが2021/01/06の+67.52%となっています。コロナショックで底値をつけた2020/03/23から数えて200営業日が概ね2021年1月上旬なので、ここから2021年全体のデータを加味してもこの結果は変わらないでしょう。

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S&P500値動きのトレンド

ここまで見てきてわかるように、1日の値動きはある程度様々な時期からランクインしますが、ある程度長期になってくるとほとんどランクインするものが固定されてしまいます。

それだけ値動きのトレンドが強烈だということなんですが、そうした200日値動きの推移を全て繋げたグラフがこちらです。

S&P500の200日値動きの長期グラフ

こうしてみても世界恐慌やリーマンショックのボラリティの大きさがわかりますが、かといってそれら以外の時期が穏やかだったかといえば全然そんなことないってこともわかりますね。

全体を通じて上げ下げしていますが、黒点線で示している通り全期間の平均が+6.14%の位置にきます。
1年はおよそ250営業日なので、このことからS&P500の年成長率が+7.6%くらいだと思うことができます。S&P500の議論とセットで「平均6-8%程度成長している」なんてことも言われますから、そんなにズレてない話のように思います。

トレンドはN字型?

このトレンドのグラフを見ていて思ったのは、

  • 値下がりトレンドはじわじわと
  • 値上げトレンドへの転換は急激に

というような印象です。

そうして「上げよりも下げへのトレンド転換のほうが時間がかかる」と思うと、そうしたトレンド転換はなんとなくN字型に見えるなぁという印象でした。
もちろん、そうならないところもありますが、パット見た印象ではそのように感じます。

S&P500値動きのトレンドイメージ

こうして長期的に見てもやはり異常なのがブラックマンデーのところで、ここだけと言っていいほど下落トレンドが突如出現しています。当時の値動きがそうであったように、200日でみたトレンドにおいても直角に転換がやってきていますね。

概ねこういった下げから上げへの急転換は「下げと同じくらい上げる」ことになるんですが、2020年のコロナショックはなかなか異質ですね。下げの2倍くらいが急に立ち上がるような格好になっています。

長期的に見て、「過去起こったことがまた繰り返される」と思える部分も確かに多いのですが、インターネットの登場以降、情報伝播に革命的な変化が起こったり、アルゴリズムトレーディングや様々な新しい金融商品が出現する中で、このように「聞いていたことと違う」なんてことはこれからどんどん増えていくのかもしれません。

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まとめ

長くなりましたが、今回はS&P500の長期データを使い、過去の出来事を振り返ってみました。

近くはコロナショック、遠くは世界恐慌まで、歴史に残ると言われるリセッションはいくつか存在していますが、こうやってデータで機械的に見ても確かに浮かび上がってくるイベントだということがわかります。

それとともに、緩やかに上昇していくS&P500には時折大きな下げが発生し、それとセットで大きな上げが発生してきたことも見えてきました。

もちろんこのことは「未来にもそうなる」ことを一切保証はしませんが、だからといってS&P500をはじめ株式に未来がないと断ずることもできないので、過去からそのリスクの姿を十分にイメージしつつ、上手くこのじゃじゃ馬と付き合っていくことが大事だと思います。

参考記事

長期的に投資をする上で最大の敵となるのが相場が混乱した時の「気の持ちよう」です。
そうした気の持ちようは上げ相場において楽観的な気持ちが先行する中では自然に備えることが難しいため、過去意識的にそのことを考えてきています。

プロスペクト理論

資産運用をする中では、上がったり、下がったり、そういった損得感情と向き合っていくことになりますが、そういった損と得の感情は等価ではないと言っているのがプロスペクト理論です。

損の感情は得の感情よりも強く強烈に働くため、下げ相場においては特に自分の行動制御が重要になります。

勝っても負けても考える

自分の意識とは無関係に相場は上げたり下げたりしますが、そうした相場観によって自分のリスク許容度が無意識のうちに楽観に傾いたり、悲観に傾いたりすることがあります。

そうした無意識の心の動きを感知することは難しいため、相場観と逆行する形で心の健康診断をするのも自衛につながるひとつの手と言えます。