運用レポート
今回は2020年12月末における運用レポートです。
主な出来事
2020年第3四半期は、前期の好調な市場動向を引き継ぎ、全体で右肩上がりになりました。
10月中旬から下旬にかけて一時的に調整を見せましたが、最終的には高値のままに年末を迎えました。
S&P500と同様に好調な動きを見せたダウが史上初の3万ドル超えを見せる中で、欧州ではコロナ第3波が騒がれ、さらに変異種の存在が確認されるなど、再びロックダウンの機運が高まっていました。
その一方、順調に治験を進めていたコロナワクチンが良好な治験結果を残し、各国の審査を異例の速さで通過するなど、対コロナの医学的対抗策が本格的に実行されつつあります。
こうした対コロナの動きに沿って、コロナショック後に好調だったハイテクセクターだけでなく、金融やエネルギーといったオールドエコノミーにも戻りが見られたのが特徴的でした。
S&P500 | 始値 | 終値 | 高値 | 安値 | 値幅 |
---|---|---|---|---|---|
日付 | 10/1 | 12/31 | 12/31 | 10/30 | – |
値 | 3380.80 | 3756.07 | 3756.07 | 3269.96 | – |
上昇率 | – | +11.10% | +11.10% | -3.28% | 14.38% |
期間中の上昇率は+11.10%、値幅は14.38%でした。
アセットアロケーション
資産クラス | 全体構成率 | 全体構成増減率 | 資産別増減率 |
---|---|---|---|
現金 | 21.47% | -3.01% | +0.41% |
国内株式 | 16.72% | -0.59% | +10.58% |
先進国株式 | 56.49% | +2.36% | +19.51% |
新興国株式 | 0% | 0% | 0% |
国内債券 | 0% | 0% | 0% |
先進国債券 | 4.80% | +0.99% | +44.39% |
新興国債券 | 0% | 0% | 0% |
その他 | 0.52% | 0.25% | +121.51% |
合計 | – | – | +14.51% |
2020年9月末に比べ、総資産は+14.51%となりました。
現金の維持に努めてはいましたが、リスク資産の伸びが大きかったこともあり、全体における現金比率は下がる結果となりました。
また、わずかに保有していたビットコインをはじめとした仮想通貨が3ヶ月で倍増するという事態を見せています。
直近の投資アクションについて
この3ヶ月はこれといって意識的に行った投資アクションはありません。
ドル動向を見ながらスポットでBNDを買い増ししたりしたことはありますが、特に特筆すべきことはなかった印象です。
とはいえ、全体構成を見て分かる通り、現金比率が下がりがちではあるため、引き続き現金ポジションを意識した投資を行っていきたいと思います。
まとめ
前回レポートのコメントを振り返ってみると、
最終的な変動に対しては、プライベートの買い物でそれなりにインパクトがあったのですが、総論としては為替を見ながら意識的に債券投資を行っていたことに加え、監視銘柄の動向を見つつ追加投資していたことが少し過熱気味だったように思います。ここは少し反省ですね。
資産運用レポート: 2020/09 より
次の四半期ではキャッシュポジションの確保に努めたいと思います。
ということで、四半期を通じて現金の総量を減らすことはなく、目先の市況でちょいちょい追加投資をしてしまっていた前回の反省が活きたように思います。
とはいえ、総量を維持できた一方で、他資産との相対的な比率としては依然として減っている状況ではあるため、やはり資産全体を見渡したアセットアロケーション管理が必要だと感じました。
基本的には短期的な利確をしてまでリバランスすべきとも思わないので、積立額の調整…?いや、しかし…という気がします。うーむ。
次回は2020年の年次レポート、および2021年3月分の四半期レポートを予定しています。