ライフプランとセットで考える、マネープランニングの5ステップ

お金のことを考えるとき、目標をどのように定めるかはとても大事です。
「こうなったらいいな」と思うことは多々ありますが、様々な可能性がある中で何を目標とするかは自分次第で、それがお金について考える出発点になります。

お金について具体的に考える前に、少し立ち止まってライフプランから考えてみましょう。

マネープランニングとは

計画を立てることをプランニングと言いますが、お金についての計画を特にマネープランニングと言います。

マネープランニングに基づき、月々いくら貯金して、支出をいくらに抑え…なんてことを考えていくわけですが、マネープランニングを立てるにあたっては次のようなことを考えていくことになります。

  1. ライフプランのうち、必ず達成すべき必須イベントを考える
  2. ライフプランのうち、できれば達成したい希望イベントを考える
  3. 必須イベント、希望イベントに必要なお金とタイミングを試算する
  4. 試算結果を踏まえて、必須イベント/希望イベントの必要性や達成水準を再検討する
  5. 必要なお金が必要なタイミングで準備できるよう、日々の家計計画を立てる

というような流れです。それぞれの内容と、参考記事を紹介していきます。

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ライフプランを考える

まずは、自分のやりたいこと、ライフプランを考えるところからです。

  • ライフプランのうち、必ず達成すべき必須イベントを考える
  • ライフプランのうち、できれば達成したい希望イベントを考える

ライフプランを考えるときに大事なのは、達成したいイベントの優先度を考えてみることです。

具体的でないことほど、なんとなく「達成できるなら嬉しいなぁ」くらいの感覚で計画に折り込みがちですが、ここで考えた優先度が後々具体的な計画に絡んでくるので、実はここで「必須(Must)」と「希望(Will)」を見分けることがライフプランにおいて大事なことです。

投資の前に考えたい、お金のWCM

この記事では、そういったMustWillに加え、現時点ですでにできること/できていることという意味でCanを加えた3つの観点で、自分の意志をチェックする内容になっています。

お金を試算する

Image by Steve Buissinne from Pixabay

やりたいことと、その優先度が見えてきたら、次はそのために必要なお金を試算していきます。

  • 必須イベント、希望イベントに必要なお金とタイミングを試算する
  • 試算結果を踏まえて、必須イベント/希望イベントの必要性や達成水準を再検討する

とはいえ、人生においてそこまで腰を据えてマネープランニングしなければならないものはあまり多くなく、一般に「人生の三大資金」と呼ばれるものを試算するとずいぶん見通しがよくなると思います。

具体的に人生の三大資金とは、この3つのことを指しますが、以下の記事でそれぞれ考えるべきことを解説しています。

  • 住宅資金
  • 教育資金
  • 老後資金

長期の財布(人生の三大資金)を見直そう

また、より一般的にお金を試算したいと思う場合、その必要額はもちろん、それが必要となるタイミングを十分に意識する必要があります。

そうした意味で、人生の三大資金を長期の財布に備えるお金とするなら、短期の財布や中期の財布についても何かないのか考えてみるとよいでしょう。

お金の見直し、はじめの一歩

こうして実現したいこととそのお金のイメージを結びつけていき、今一度ライフプランを見直しても良いでしょう。

貯蓄計画のイメージ

ライフプランのために必要なお金やタイミングが見えてきたら、次は貯蓄計画のイメージを具体化していきます。

  • 必要なお金が必要なタイミングで準備できるよう、日々の家計計画を立てる

必要額を準備するために最もシンプルなやり方は、素直に貯金を続けていくことです。
年間100万円貯金すれば、10年で1000万貯まる。シンプルな発想です。

しかし、貯金だけではどうしても時間がかかってしまうことや、お金を貯めているうちにインフレが進行し、想定以上にお金がかかることになってしまったなんてこともありますので、投資の力をうまく使うことがライフプランを実現するポイントとなります。

まず、準備期間とお金の積み上がり方に関してはお金のQCD感覚を磨いておくとよいでしょう。

資産運用で身につけておきたいお金のQCD感覚

もちろん、リスクを大きく取るほどにリターンは大きくなりますが、相当特殊なことをしない限りは年利5%を超えたあたりからスキルや運に大きく左右されることになります。また、投資期間としても5-10年程度ではタイミングに依存する部分が非常に大きくなるので、そのあたりのバランスにも注意してみてください。

ですので、「計算してみたら10年間年利10%で運用できれば達成できる」ような結論が出たとしたら、それはライフプランを見直し、目標をもう少し低くするとか、いくつかのイベントを諦めるとかそういうことを考えるのがよいでしょう。
もちろん、諦めてばかりも考えものではありますが、夢を追い続けて必須イベントさえも未達成となってしまうことは何としても避けなければならないため、最初に考えた優先度を考えながら見直してみてください。

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マネープランニングはライフプランとともに

ここまで読んでみて、マネープランニングに至る道筋を少し大変そうに感じた人もいるかもしれません。

達成したいイベントの優先度をはっきり答えられる人はあまりいないと思いますから、意識的にやらなければ考えははっきりしない一方で、自分の人生の答えを教えてくれる人は自分以外にいません。

大変な作業ではありますが、一度道筋をはっきりさせればあとは微修正で進んでいける内容ですし、お金のことより先に優先度を考える習慣をつけていくことで、「何より先にお金がないからダメ」のような自らの可能性を摘むような考えにならずに済みます。

ある程度の期間を取れば、そして実現の道筋を地道に考えてみれば意外と手が届く範囲であることに気づくこともあると思いますので、ライフプランとマネープランニングをセットで考えることができるよう、一連の流れに慣れておくとよいでしょう。

参考記事

その他、マネープランニングに関連する参考記事です。

お金からやりたいことを探してみる

今回の流れは、「やりたいことからお金を見定める」という順序で考えました。

とはいえ、人によってはやりたいことをイメージするのが難しい人もいると思いますので、そういう場合にはこちらのようにお金の余裕からやりたいことを逆算してみるのも頭の体操としていいかもしれません。

月々〇円あったら何がしたい?

ライフプランと持ち家

ライフプランを立てる中で、かなり大きなウエイトを占めるであろうことが、「いつどこに住んでいたいか」という内容です。

定年後は田舎でゆっくり暮らしたいという話はよく聞きますが、それならばそれまでの家はどうするのか?という疑問が湧いてきます。こういった持ち家 vs 賃貸の話は、まさに本人のライフプランが現れるところですので、その観点で家や居住地のことを考えてみるとよいでしょう。

ライフプランで考える、持ち家 vs 賃貸の話

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