ポイントを集める生活をチェックする

先日の記事でも紹介したように、メインのクレジットカードをdカードゴールドに変更したことで、またひとつdポイント集約レベルが上がりました。

定期的に見直しているつもりですが、ポイント収集の状況を網羅的に考えたことはなかったので、健康診断のつもりで考えてみたいと思います。
今回はdポイントを主眼に考えていますが、基本的にはどのポイントであっても考える観点に大差ないと思います。

どれくらいの効果が見込めるか

ポイントを集めることを考えると、日常の色々なところに足掛かりがある割に、個々のポイント還元自体はさほど大きなものではないことに気が付きます。
もちろん、ポイント自体がチリツモ的な話なので当然ですが、「結局のところ年間トータルでどれくらい集まるのか?」について先に考えておきたいと思います。

全てクレカ払いにする場合

最も単純なケースは「支出の全てをクレカ払いにする」場合です。
単に、メインで利用するクレカを集めるポイントに即したものにするだけなので、労力もかからずポイントを集めることができます。

そうした場合、2020年11月時点でのクレカ還元率を調べてみたところ、有名なところでは以下のようなカードが見つかります。

カード名還元率年会費ポイント
Visa LINE Payカード3.0%(※)無料LINEポイント
リクルートカード1.2%無料Pontaポイント
dカード1.0%無料dポイント
ローソンPontaカード1.0%無料Pontaポイント
ヤフーカード1.0%無料Tポイント
楽天カード1.0%無料楽天ポイント
REXカード1.0%(※)無料現金還元

VISA LINE Payカードの3%還元は2021年4月30日まで、以降は1.0%となる予定です。
また、2020年11月よりREXカードの還元率が1.25%→1.0%に改定されています。

このように、四大ポイントの標準カードを基準にすれば、「支払額の1%」はほとんど無条件に期待していいということ状況です。

目標はどの程度か?

クレカを変更するだけで1%が望めるとするなら、細かなところまで目を光らせてそれ以上の還元を得ないと労力の割に合いません。

当然、どの程度得られるかどうかはライフスタイルに依存し、人それぞれと言えますが、ある程度共通的に考えられる手段を念頭におけば、「支払額の3%」がとりあえずの目標となるでしょう。

そのため、年100万円のクレカ支出があった場合、通常年間10000ポイント貯まるところ、支払い方法の工夫などで年間30000ポイントを目指すというのが、ひとまずの目標感だと思います。

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ポイント獲得の考え方

では順にポイント獲得のシーンから、ターゲットとするポイントが得られているかを考えるのですが、先に考え方を整理しておきます。

  • 決済方法
    • どのような方法で決済を行うか
    • 例:カード、電子マネー、現金、銀行振込など
  • 決済場所
    • どのような場所で決済を行うか
    • 例:ネットショップ、コンビニ、ファミレス、割勘など

基本的にこの2種類です。
この2種類ごと、またはその組み合わせごとにポイント獲得を考え、漏れがないか調べていきます。

決済方法別チェック

まずは決済方法別チェックです。

  • 現金払い
  • 銀行振込/振替払い
  • カード払い
  • 電子マネー払い
  • コード払い

それぞれの決済について、私が利用しているものをまとめてみます。

決済方法利用手段還元率
現金払い0%
銀行振込/振替払いソニー銀行0%
カード払いdカード GOLD1.0%
電子マネー払いiD1.0%
(カード払い時)
コード払いd払い1.5 – 2.0%
(決済時 + カード払い時)

基本的にはポイントのつくものは全てdポイント系決済にまとめることができています。
それぞれについて少し補足しておきます。

現金払い

最初に現金払いですが、残念ながら現金払いそのものでポイントを獲得する方法はありません。
稀に、現金払いで支払額が優遇されるケースがありますが、基本的に決済方法によって支払額を分けるのはカード会社等との契約違反にあたりますので、基本的に現金払いにメリットはありません。

ですので、ポイントを少しでも多く貯めたいと思っている方は、現金払いを限りなくゼロにすることが、ポイント獲得の第一歩になります。

現金払いを余儀なくされるケースとして、個人間での割勘などがありますが、最近ではコード払いの関連で、個人間決済が現金以外でも簡単にできるようになってきましたので、そちらの利用も考えてみてください。

銀行振込/振替払い

次は銀行振込です。
こちらも、現時点ではポイント獲得の方法はありません。

ただし、公共料金の支払いなどでは「振替で100円引き」などとされているケースがありますので一応気にしてみてください。
公共料金の支払いでカード払いができるところも多いですが、盲目的にカード払いを選ぶと、以下のようにかえって損をするケースもあります。

  • 口座振替
    • 還元なし
    • 支払額から100円引き
  • カード払い
    • ポイント還元あり

この場合、1%還元のカードだとして、月10,000円以上の支払いがないと得にはならないですね。

似たケースとして、銀行振込で手数料を取られていることもありますので、どうしても必要になった場合にも手数料をがかからないよう、銀行口座を工夫しておくのも手です。

カード払い

カード払いはポイント還元の王道ですので、特に説明は不要でしょう。

私はdポイントを集めているためdカード GOLDをメインカードとしていますが、四大ポイントごとにカードがあるので、集めるポイントごとにメインカードを決めることになるでしょう。
あるいは、ポイントの活用を考えるのが煩わしいようであれば、REXカードのように現金還元のあるカードを使うのも手です。

dカード GOLDには年会費がかかりますので、分岐点としては「ドコモ携帯回線/ドコモ固定回線を契約しているか」あたりになるでしょう。
私も先月から本格的に乗り換えを行っていますが、単に乗り換えただけでは年会費相応の金銭的メリットは出ないので注意が必要です。

電子マネー払い

電子マネーはSuicaがメジャーですが、JR網に確固たる商圏を持っているためか、Suicaはあまりポイント還元に熱心ではありません。
そのため、さらにポイントを獲得したい場合には他の電子マネーを選択することになります。

ただし、四大ポイントで電子マネーをもっているのがドコモのiD楽天のEdyだけですので、PontaポイントやTポイントは、電子マネー払いでは少し遅れをとっています。
PontaポイントやTポイントを貯める場合は、QUICPayのチャージ元にそれぞれのカードを紐づけることで電子マネー払いにも対応できます。

コード払い

最後にコード払いですが、こちらは四大ポイントごとに用意されています。
コード払いとして最も有名なPayPayを筆頭に、それぞれのポイントに合ったコード払いを使えばよいでしょう。

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決済場所別チェック

ポイント還元で重要なのは、「できる限り多くの決済でポイントが貯まるようにする」ということですので、先ほどの決済方法別チェックで概ねチェックはOKと言えます。

しかし、他にもポイント提携店ということで、「利用金額の○%を還元」というようなものがありますので、決済場所についてもチェックしておきましょう。

  • 携帯電話料金
  • ネットショップ
  • コンビニ
  • スーパー
  • ファミレス
  • コーヒーショップ

決済場所は他にも多くありますが、ポイントに左右されやすいのはチェーン展開の盛んなこのあたりでしょう。
こちらも私のケースで整理してみます。

決済場所主な利用店ポイントカード提示主な決済方法備考
携帯電話料金ドコモdカードdカード GOLDで10%還元
ネットショップAmazon×d払い金土にポイント還元UPキャンペーンあり(d曜日
コンビニファミリーマートd払いローソンもdポイントカード対応
スーパーライフdカード
ファミレスすかいらーくグループd払い
コーヒーショップタリーズコーヒー×iD

携帯電話各社は、auのPonta入りを受けて今や四大ポイントとピッタリ対応してしまったので、ほとんどそれだけで収集ポイントを決定づけるレベルかもしれません。
それと同様に、ネットショップについても楽天市場なら楽天ポイント、Yahoo!ショッピングならTポイントというレベルでほぼ結びつくことになるでしょう。

私はほとんどAmazonを使っていますが、現時点ではd払いに加え、d曜日キャンペーンがあることにより、dポイント系決済が最もお得に利用できるため、ドコモ回線の利用と併せてdポイント選択の決定打になりました。

次に意識が向きやすいのはコンビニですが、コンビニ首位のセブンを除き、各社マルチポイント化が進んでいますので、比較的制約にはなりにくくなりつつあります。現時点での対応状況は以下のようになっていますね。

セブンイレブンファミリーマートローソンミニストップ
dポイント×
Pontaポイント×××
Tポイント×××
楽天ポイント××××

今のところファミリーマートとセブンイレブンを半々程度に使うのですが、見ての通り、セブンイレブンは現状で四大ポイントのいずれにも対応していません。
自社のnanacoに注力しているってことなんですが、他社がマルチポイント化してきている中、強気な姿勢を貫いていますね。
(本当はセブンペイで推すつもりだったんでしょうがそのシナリオも崩れているので、今後どうなるかは注目です)

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補足:その他ポイント還元策

ここまでの決済方法や決済場所に気を使えば目安となるカードの1%に加え、ポイントカード提示の0.5%などと併せ、合計2%程度の還元は安定的に得られるようになるものと考えられます。

ここからさらに還元率を高めようとする場合、少し労力がかかりますが以下のようなアプローチが考えられます。

仕組み作り

最近では現金をそのまま使わず、一旦ウォレットにチャージしてから使うなど、決済タイミングを多段化するケースが多くなってきています。

やり方によっては、その段階ごとにポイント還元を得られたりするので、そうした仕組みを作ることでさらなる還元を得ることができます。

現在私が利用しているのは、メインとなるdカードをチャージ元としたKyashを構成することで、VISAクレジットカードとしての利用に+1%を付与することができています。Kyashについての詳しい内容はこちらをどうぞ。

証券会社連携

仕組み作りの一環としては、証券会社とのポイント連携があります。

資産形成の手段として投資信託を利用している方は多いと思いますが、投資信託の残高に応じてポイントを付与する証券会社が最近増えてきました。
ポイントの付与率は商品ごとにも異なるのですが、私がメインで積み立てている楽天VTIをベンチマークとして付与率を見ると次のようになります。

証券会社ポイント基本付与率(年率)楽天VTI付与率(年率)
SBI証券Tポイント0~0.10%0.03%
楽天証券楽天ポイント0~0.01%残高により変動
マネックス証券Tポイント
dポイント
0~0.08%0.03%
auカブコム証券独自0~0.10%0%

こうしてみると楽天証券が意外とケチに見えますが、楽天証券は「楽天カードでの投資信託買い付け時、月5万円まで1%ポイント還元」という仕組みがあるため、保有に対するポイント付与は控えめですね。
月10万円以上積み立てる場合は保有でポイントをもらうほうが長期的に得なケースが出てきますが、そこまで月々の投資余力のある方は珍しいと思うので、ほとんどのケースでは楽天カードでの積み立てキャッシュバックが有利ということになります。

「20%キャッシュバック」などと比べれば、投信保有に対する0.03%だとかいう付与率は微妙に思えるかもしれませんが、対象となる投信残高は日々の消費額より大きいことや、年々積み立てていく関係上、次第に無視できない付与量になっていくのが投信保有ポイントの特徴です。

キャンペーン活用

ポイント還元を高める観点では、1%とか0.5%が単位となって、その手段選択に右往左往することになりますが、PayPayの100億円キャンペーンなど、時折その単位をはるかに超えるキャンペーンが実施されることがあります。

こうしたキャンペーンは定常的なものではないため、一般的にどうと述べることはできないのですが、各ポイント陣営が顧客を囲い込むために実施するものですので、魅力的なものであることが多いです。

一方で、突然告知され、エントリーを前提として2週間や1ヶ月で終了してしまうものであるため、それを最大限活用するには、少し労力のかかる内容になってきます。

こうしたキャンペーンを漏らさない方法は、基本的には

  • 公式アプリのチェック
  • ポイ活ユーザのチェック

の2通りが有力です。
特に、この手のポイント還元に熱心なポイ活ユーザは、各社の還元ルール変更にも迅速に反応するため、自分がメインとするポイントのポイ活ユーザはフォローしておいて損はないでしょう。

まとめ

ポイントマーケットの拡大に伴い、獲得シーンが日々多くなっていきますが、本質的には「お金を使ったときにポイントが還元される」ということですので、今回は決済方法と決済場所に注目して棚卸をしてみました。

よく聞かれる質問として、「どのポイントを集めるのが一番お得?」というものがありますが、それはその人のライフスタイルによりけりです。
私がdポイントを選択している大きな要因として、ネットショッピングでAmazonをメインにしていることがありますが、仮にこれがAmazonではなく楽天市場ユーザだったら、ほぼ間違いなく楽天ポイントへの集約を目指すことになるでしょう。
ですので、ライフスタイルのうち変えられる部分と変えられない(変えたくない)部分があり、それらのバランスで最適なポイントが決まってきます。

ライフスタイルは人それぞれですので、今回の方法と場所の観点で一度棚卸をしつつ、自分の生活によく馴染むポイントを考えてみてはどうでしょうか。

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