マイナポイントはどれを選んだらいいの?

前回はマイナポイント事業そのものについて調べた上で、利用したほうがいいキャンペーンだという話をしました。

今回はより具体的に、マイナポイントをどこのサービスで申請するかについて考えてみたいと思います。

マイナポイントのおさらい

1万円で2500円戻ってくる!マイナンバーカードで『マイナポイント ...

詳しい内容は前回記事に譲りますが、マイナポイントのおさらいです。

  • マイナポイントとは
    • 総務省が行うキャッシュレス決済に対するポイント還元事業
  • マイナポイントの申請方法
    • マイナンバーカードを用いて専用サイトから申請
  • マイナポイントのメリット
    • 最大5000円分のポイント還元が受けられる

ということでした。

最大5000円分のポイント」というのは、マイナポイント申請を行ったサービスでの決済のうち、最大20,000円までの決済に対して25%のポイントが還元されるという話です。

先日まで続いていたキャッシュレス・ポイント還元事業では、一人あたりの還元上限は特になく、対象のキャッシュレス決済について5%とか2%とかの還元があったので、それとは少し違った還元の考え方になっていますね。

事業名還元率還元上限申請対象サービス期間
キャッシュレス・ポイント還元5%または2%なし不要いくつでも2019/10/01~2020/06/30
マイナポイント25%5000円必要ひとつだけ2020/09/01~2021/03/31
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結論

ドコモの「dポイント」「d払い」の加盟店が拡大、吉野家、サミット ...

このあといくつかの側面からマイナポイントの選び方をみていきますが、先に結論となる考え方をまとめておきます。

マイナポイントの選び方としては、以下の2パターンで、このいずれかで自分に合ったものを選択することになります。

  • 金銭的メリットを重視
    • 新規サービス登録を含め、とにかく金銭的メリットの最大化を目指す考え方
    • 2020年7月17日現在では、d払いによる還元が合計7500円相当となり、最も金銭的メリットに優れる
  • 利便性を重視
    • 新規サービス登録を行わず、既に利用しているサービスの中から使いやすいものを選ぶ考え方
    • 4大ポイントである dポイント / 楽天ポイント / Pontaポイント / Tポイントに対応するサービスがマイナポイントの対象となっているため、利用しているものの中から金銭的メリットが大きいものを選べばよい
    • 還元額の違い を参照

結論としてはこの通りですが、ここからはこの考え方を詳しく説明していきます。

サービスごとの違い

【2020最新】キャッシュレス決済手段の選び方!おすすめ支払方法の徹底比較 より

さきほどまとめたように、「決済額の25%をポイント還元」するのがマイナポイント事業です。

キャッシュレス・ポイント還元事業とは異なり、対象となるサービスは1つに限定されますので、「どのサービスでマイナポイントを申請するか」というところは悩むところかもしれません。

というわけで、対象サービスを選ぶにあたってのポイントを整理してみましょう。

還元ポイントの違い

各サービスで、自由に還元されていたキャッシュレス・ポイント還元事業とは異なり、マイナポイント事業では対象サービスを1つ選びます。

ここで選んだサービスにおけるポイントが、25%相当のマイナポイントとして還元されるわけですので、「マイナポイント」という政府公認のポイントが新しく作られて還元されるわけではないというところに注意が必要です。

マイナポイント事業概要
マイナポイント事業の概要 より

左半分は単なる手続き上の図解ですので実用上は気にする必要はなく、大事なのは右半分の内容です。

  • ⑤:選択したキャッシュレス決済サービスへのチャージまたはそれを利用した物品等の購入
  • ⑥:マイナポイントの付与

なので、ここを見る分には普通のポイント還元の考え方と同じですね。

還元額の違い

決済額の25%をポイント還元」するマイナポイント事業とはいえ、マイナポイントに合わせて追加の還元を打ち出しているサービスもあります。

7月17日時点で追加還元を公表しているのは、以下のようなサービスです。

サービス還元方法登録特典決済特典備考
d払いdポイント1500ポイント最大1000円分9月30日まで
dカードdポイント500ポイントなし9月30日まで
au PAY
au PAY カード
au PAY残高なし最大1000円分
PayPay
ヤフーカード
PayPayボーナス抽選で最大100万円分なし8月31日まで
メルペイメルカリポイント抽選で最大1000万円分最大1000円分8月31日まで
LINE PayLINEポイントなしなしLINEクーポン配布の特典あり(8月25日まで)
FamiPayFamiPayボーナス500円なし9月30日まで
登録特典は先着10万名
SuicaJRE POINT1000ポイントなし3月31日まで
WAONWAONなし最大2000円分正確には決済ではなくチャージ特典

上記は現時点で公表されているものですので、今後9月1日のマイナポイント付与開始までにさらなる追加還元を発表する事業者があるかもしれません。

7月17日追記:
ドコモがd払いに関して登録特典と決済特典の増額を発表しました。合計で最大7500円相当になり、単純な還元量としてはWAONを抜いてトップになりました。

実際、メルペイは7月3日に追加還元を発表していますが、同じく抽選型の登録特典を打ち出しているPayPayを意識したのか、PayPayの1等100万円(10本)に対し、メルペイでは1等1000万円(1本)、2等100万円(10本)としています。
インパクトとしては後出し有利なところがありますが、早々に登録する人もいると思いますので、このあたりのマーケティングは駆け引きですね。

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対象サービスの選び方

ここまでのことを踏まえ、対象サービスの選び方は概ね次のような考えになると思います。

  • 金銭的メリットを重要視する
    • サービスを問わず、最も還元額の大きいものを選ぶ
    • 新規サービス登録を許容する
  • 利便性を重要視する
    • 普段から利用しているサービスの中から、最も利用しやすいものを選ぶ
    • 新規サービスの登録は許容しない

この2つの考え方があったとき、どちらのほうが自分に合っているでしょうか?
それ次第でどのサービスでマイナポイントを申請するかが変わるかと思います。

金銭的メリット

こちらの場合は単純です。
先ほど一覧にまとめた通り、7月4日現在ではWAONの金銭的メリットがマイナポイントと合算して合計7000円相当と最も優れています。

ちなみに、WAONをはじめとするイオングループの囲い込みは地味に優秀なので、これを機に本格利用を考えてもいいかもしれません。

  • イオンカードの基本還元率1%
  • イオン銀行の普通預金金利が最大0.1%
  • WAONポイントはファミマ・ローソン・ミニストップで利用可能

7月17日追記:
先述の通り、ドコモがd払いに対して追加還元を発表しましたので、金銭的メリットとしてはd払いが7500円相当で最も優れることとなりました。

利便性

こちらの場合は人それぞれということになります。
いくら金銭的メリットが大きいといっても、「使わないポイントをもらっても仕方がない」という考えもありますので、自分の手持ち決済の中から選ぶという考え方です。

様々な追加キャンペーンが打ち出される背景には、各社が新規ユーザを獲得したいという思惑があるわけですが、一方で様々な決済を使い分けるのも面倒ですので、そのあたりはバランスですね。

ちなみに私はドコモ系決済に寄せているので、素直にd払い・dカードでのマイナポイントを早々に申請をしました。

様子をみる

これは観点というわけではありませんが、実際のマイナポイント還元は9月1日までですので、各社の追加還元が出そろうまで様子をみるというのも一手です。
(とはいえ個人的には、そこまで衝撃的な展開が今後あるとも思えませんが…)

今後、申し込み開始が予定されているサービスの中にはイオンカードやEPOSカードなどが名を連ねていますが、主だったキャッシュレス事業者は既に申し込みが開始されている(追加還元有無が公表されている)ように見えますね。

ただし、このパターン唯一の注意点は「マイナポイントの上限は4000万人」と定められている点です。

マイナポイントによる消費活性化策について より

こちらにしれっと4,000万人と書かれており、令和2年度予算としても4,000万人分の還元額(2,000億円)だけが計上されているように見えます。
仮に4,000万人を超えたらどうなるのか、キャッシュレス・ポイント還元事業と同様に、追加予算を立てたりするのかはわかりませんが、この点は様子見をする上での大きなポイントです。

8月25日追記:
9月1日からのマイナポイント事業開始に先立ち、マイナポイントの申込状況が公表されました。

上限4000万人に対して400万人ですので、まだまだ余裕があるということと、会見の中で「マイナンバーカードの交付数は2420万枚」と触れられていたため、そもそもの対象者数の時点で4000万人に遠く及んでいないようですね。

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マイナポイントの申請方法

マイナポイントの対象とするサービスを決めたら、あとは申請するだけです。

いずれにせよ、マイナンバーカードは必須なので、まだ対象サービスに悩んでいるとしても前もって発行しておきましょう。持続化給付金で注目を浴びたこともあり、発行までの時間が長くなっているという話もありますのでご注意ください。

マイナンバーカードが手元にあれば、

  • スマホアプリから申請
  • パソコンから申請
  • マイナポイント申請端末から申請

の3通りの方法で申請が可能です。

スマホアプリから

対応するスマホを持っている場合、マイナンバーカードをスマホアプリから読み取ることで申請が可能です。

iPhoneはiPhone 7以降の端末で対応しているためあまり気にする必要はないのですが、Androidについては下記リストにあるものとなりますので念のためご確認ください。

リストを見る限り、概ね2017年以降発売のキャリアスマホであれば大体大丈夫だと思いますが、SIMフリー端末等を使っている場合は個別に確認したほうがよさそうです。

パソコンから

手元のスマホが対応していない場合、パソコンからの申請となります。
パソコンであっても、マイナンバーカードの読み取りが必要ですので、ほとんどの場合、以下のようなカードリーダーが別途必要になります。

マイナポイント申請端末から

スマホもなく、パソコンもない場合、最終手段としてマイナポイント申請端末を使うことになります。

最終的には全国で9万箇所に設置されるそうですので、利用する場合は以下から検索してみてください。

ただし、一部のサービスにおいてはマイナポイント申請端末からの申請に対応していない場合があります。

まとめ

前回の制度概要に続き、今回は実利に着目してどのサービスでマイナポイントを申請すべきかということをまとめてみました。

結局のところ、目先で様々なキャンペーンが展開されるのはいまに始まったことではないので、全てのキャンペーンを制覇する気合いがなければ、使い慣れたサービスで登録するのがよいと個人的には思います。

追加還元で多少の差はありつつ、基本的に25%という破格の還元率で最大5000円分の還元が受けられるキャンペーンですので、利用しない手はないと思います。
「迷い過ぎて申請が間に合わなかった!」などとならないよう、あまり悩み過ぎないようにしましょう。

参考記事

マイナポイント事業そのものの概要はこちらをどうぞ。

メインとなる選択肢の選び方という観点では、クレジットカードの選び方にも通じるところがあります。